ちょっと性転換には興味があります。SEX中の女子って、辛そうな表情したり、惚けたり、表情がくるくる変わってかわいいよね。でも体験できないのが残念だった。僕も夢の中だけでいいから、女の娘になってみたい。そう思って、久しぶりにひかりさんのセッションに入れてもらいました。

皆さんの口コミを読んでいたら、催眠メニューには、MtF体験があるらしいですね。ちょっと性転換には興味があります。SEX中の女子って、辛そうな表情したり、惚けたり、表情がくるくる変わってかわいいよね。でも体験できないのが残念だった。僕も夢の中だけでいいから、女の娘になってみたい。そう思って、久しぶりにひかりさんのセッションに入れてもらいました。
施術前インタビューで、久しぶりに会えて嬉しいこと。前回の催眠はフワフワして気持ちよかったこと。MtFの口コミが刺さったこと。最近の出来事を話します。これだけで気分が落ち着きます。雑談に移ってしばらく経つと、一瞬意識が飛ぶ。
「こんばんは。……あれ?」
ひかりさんの代わりに目の前に座っているのは、見慣れない、どこか浮世離れした妖艶な雰囲気のトレーナーだった。
「お待ちしておりました。本日は私が担当させていただきます」
不思議な響きのある声だった。
俺は少し戸惑いながらも、予約時間だったこともあり、促されるままトレーニングルームへと足を踏み入れた。
「では、まずはストレッチから始めましょうか」
トレーナーの指示に従い、ベッドの上で身体を伸ばす。
しかし、いつもの筋肉の張りとは違う、奇妙な熱が身体の奥底から湧き上がってくるのを感じた。
「ん……なんだ、これ……熱い……」
視界が揺らぐ。伸ばしていたはずの腕から、みるみる力が抜けていく。
いや、力が抜けるだけじゃない。ゴツゴツとした骨格が削げ落ち、硬かった筋肉が陶器のように滑らかになっていく。
「うそ、だろ……?」
俺の声が高く、甘い響きに変わっていた。
胸元に違和感を覚えて視線を落とすと、平坦だった胸が急速に膨らみ、柔らかな双丘を形成していく。
淡い茶色の髪がサラサラと肩に流れ落ち、鏡に映った俺の瞳は、吸い込まれるような蒼(あお)に変わっていた。
「あなたには、女体願望があるようですね。そんな方には、女性の身体に作り変えてトレーニングを受けて頂くと効果的です。」
トレーナーが涼しい顔で告げる。
俺は……いや、『私』は、自分の身体を抱きしめるようにして震えた。思考まで柔らかく書き換えられていくような感覚。
「今日のトレーニングメニューは、ストレッチ、ストレス解消。そして安眠のリクエストだね。では始めるよ」
トレーナーが耳元で短く呪文を唱えると、私の四肢に力が全く入らなくなった。まるで軟体動物になったかのように、身体がぐにゃりとベッドに沈む。
「まずはストレッチで体を伸ばしてみようか」
トレーナーの手には、電動マッサージ器が握られていた。それが体中の急所を探っていき、抗えない快楽と脱力感が襲ってくる。逃げようにも、指一本動かせない。
私の意思とは無関係に、トレーナーは私の身体を責め嬲っていく。
「あ、ぁ……っ! 熱い、です……!」
厳しいストレッチだ。普通なら悲鳴を上げるような刺激なのに、今の私の身体は不思議と痛みを感じない。代わりに、全身の毛穴から汗が吹き出す。
意識が猛烈に霞む。喉が渇く。自分が自分でなくなっていくような浮遊感。
「次は、ストレスを解消しようか」
トレーナーの顔が近づく。その指先が、私のこめかみに触れたかと思うと、ぬるりと『中』に入ってきた。
痛みはない。物理的な接触ではなく、精神への直接干渉。
「あ、あぁ……そこ、だめぇ……っ」
脳を直接指でかき回されるような、冒涜的で、けれどどうしようもなく甘美な感覚。
トレーナーに股を開くよう命じられる。脚が勝手に開いていく。
股間から侵入してきた長くて太いものが体内を蹂躙し始める。内臓が揺すられる。時々目がチカチカしてくる。だんだん圧が強くなっていき、内臓が掻き出されそう。仕事の悩みも、将来の不安も、私の身体から掻き出されていく。最後に、体内に熱い液体が注がれて止めを刺される。うっとりと目が細まり、涎がこぼれそうになる。思考が完全に停止し、ただ快感だけが脳髄を駆け巡る。
「腹筋のストレッチで代謝を上げようね」
抵抗する気力など、とうの昔に消え失せていた。
トレーナーは私の背後に回り、一言囁いてお腹を撫で始める。このマッサージ気持ちいい。そう思っていると、トレーナーは私の全身の臓器一つ一つを丁寧に、そして執拗に刺激してくる。なんでだろう。腹部の膨満感に気が付く。そうだ、「妊娠おめでとう」って言ってた。急にお腹が膨らむ。呼吸が早くなる。腹筋の繊維が悲鳴を上げる寸前まで引き伸ばされ、ヘソが飛び出してる。
さらにトレーナーが耳元で何かを囁くと、腹筋がヒクヒク収縮し始める。痛い。お腹が痛い。股間が裂けそう。もう声も出ない。トレーナーにしがみ付いて痛みに耐える。トレーナーが何かを囁いてくる。内蔵がズルっと抜け落ちる感覚と、愛おしさがあふれ出し、私の意識は出産の歓喜と苦痛で深い闇へと沈んでいく。
次に気が付くと、乳牛になった気分。トレーナーは私の全身にシャワーを浴びせ、搾乳機を取り付けてくる。
「最後に、よく眠れるように残りの体力を抜いてあげるから、いい子にしていなさい」
そう言って腰を叩かれると、乳房が腫れていることに気付く。痛い。どうすればいいのか判らない。
トレーナーが搾乳機のスイッチを入れる。乳首が吸い出される。乳房がゆすられる。胸から体液が吸い出されていく。体液を抜かれると、MPもHPも減っていく。もうだめ。視界が暗転する寸前、遠くでトレーナーの声が聞こえた。
「今日も気持ちよく運動できたね。また疲れたときは私のところに来なさい。しっかりトレーニングの相手をしてあげます。」
……ああ、そうね。来なきゃ。また、トレーニングに来なきゃ……。
***
「……はっ!」
気がつくと、ベッドで目を覚ましていた。
ひかりさんはにこにこ笑っている。やっぱりかわいいな。
身体を起こして、自分の手を見る。男の手だ。筋肉も筋張っている。
あれは夢だったのか?
しかし、身体の感覚は嘘をつかない。
今まで感じたことがないほど、身体が軽い。頭もすっきりと冴え渡っている。まるで生まれ変わったかのような爽快感だ。
「すげぇ……今日の催眠、めちゃくちゃ効いたな」
催眠の記憶は曖昧だが、とにかく最高にリフレッシュできたことだけは確信できた。こんなに調子がいいなら、しばらく通ったほうがいいな。
「また来ていいですか?」
そう言葉を交わして自宅に戻った。
俺はスマホを取り出し、次のヒプノガール予約をToDoリストに設定すると、満ち足りた気持ちでもう一度枕に顔を埋めた。
瞼を閉じると、蒼い目の女性の微笑みが脳裏をよぎった気がした。





